夜の会話シリーズ
真夜中。
窓の外、真冬の強い風の音。
ごうごう、ひゅうひゅう。
私「冬の音がするね」
多「うん」(読書中)
私「雪が舞っているね」
多「うん」(窓、見ない)
私「私は多嘉良といると、心が寒くないんだよ」
多「ん?うん」(ちょっと眠い)
寝そべり、多嘉良の腕や肩などに、
スリスリ。
ごろごろ。すりすり。
また眠くなってきた。
なんか、多嘉良がくんくんしてるぞ。
犬みたい。
幸せそうな顔。
多「おい、猫」
私「…」(寝てた)やっべー、ヨダレが。
多「踏んで」(=マッサージして)
ふみふみ。
ふみふみ。
気が向いたので、手(腕)でもマッサージ。
普段は疲れるので、あんまり長くはしない。
ちょっと寝てたから、その分のエネルギーで。
多「う…うまい」
私「あ?あんだって?」(何だって?)
多「あなたはマッサージが上手です」
棒読み。英語の構文風。
とか言ってたんだけど、その内、スヤスヤ
し出した。おじさん。
ふはははは、オチタな。
ふはははは、見ろ!多嘉良が犬のようだ!
写真も撮りまくりだぜ!
伏せー
首ねっこ、おさえた
ボス猫め!
すやすや…なでなで。
おやすみなさい。
ー*ー
多嘉良の髪が、一部青く見えるのは
加工したせいです。
バンドやってるとかでは、ありません。
今、気づいたけど。
メガネを持ったまま
眠りの世界にイッた多嘉良。
じゃあ、私、また眠ります。