輪々華と華の化け猫暮らし

重い病の占い師が足長おじさん風ご主人様(夫)に飼われるだけの幸福を満喫しつつ反抗する日々📨ioan7379@yahoo.co.jp

夢うつつの中の思い出

りんかジュエリー、第一弾〆切ました。

今回は、4名様におつくり致します。

第二

第三

と、創りたいです。

 

あんまり限定せず、ご縁のある方々に、

たくさん届けたいですが、

量産は出来ないし、

同じものは私の場合、絶対つくれない。

 

銅に、硝子の粉を載せて焼くのですが、

その色合いというのは、一発勝負。

100%直感。霊感か。

 

 

病院に行く時、たまに春めいた匂いを感じる。

なんだか、切なくなる匂い。

 

窓を開けて、春の空気の中、七宝を焼こうと

思います。

 

―*―

それにしても。

どんどん、私と同じ名前の曾祖母のような

人生に、なってきた。

 

私の名前は、曾祖母と同じ。父方の。

この人は、どっから見ても箱入りで、

女学校(当時は、賢い上に家柄がよい、

お嬢さんしか行けない)を

出た人。

※この時点で真逆。

 

男子学生と、目も合わせちゃいけない

手を繋いだなんて言ったら、ヴァンプ

(妖婦)と言われたような時代。

 

そこから花嫁修業して、政治家ではないんだろうけど、政府の要職だった

ひいじいさんと結婚した。

 

政治家では、なかったようです。××省の高級官僚、という言いかただった。

中枢の執務や、危機管理職かな。?

 

嫁姑問題で、少し苦労したようだけど。

ひいじいさんは、ひいばあさんラヴだったので、ひいばあさんオンリー。

ひいばあさん、ずーっと家にいて、フワフワ暮らしてたんだそう。

死ぬまでずーっと、お嬢さんのまんま。

 

子供産んでも、にこにこにこにこして、

子供のまんま。

女中さん、書生さん、お家のことを手伝ってくれる人がいる。

暇なので、趣味が七宝だったらしい。

 

なんと、亡くなる時は

温泉つきの素晴らしい介護ホームで、

温泉に浸かりながら

(事故でなく、短時間で)

眠りながら亡くなった。

 

…。

この幸せな人の名を…

と、私につけてくれた。

姉の名は、立派な叔父(大学の先生)

がつけてくれた。

 

 

名前って大事だ。

子供の頃は、真逆な人生じゃねーか!

と思っていた。

みーさんと結婚してから、ちょっと境遇が

似てきた。

 

TaKaRa☆が旦那様になったら、ますます

似てきた。

ひいばあちゃん…。

 

ってのを考えていたら、

今度は急に、

中3の受験の時期を思い出す。

ほんと、寝てるだけなので

ベッドでうとうとしていると、

熟睡中か夢の中か、思い出の中。

またはお祈り。

 

悪夢、悪い思い出も時々あるけど。

 

私達の時代だと、

1月には専願(私立校のみ)の人が決まり、

2月には推薦(公立)の人が決まり、

3月にようやく、一般入試。

 

2月に多嘉良は、推薦で入学が決まっていた。

一番いい学校の、さらに理数科に推薦で。

内申点、良すぎ。

 

私も普通料の推薦、受けるだけは受けた。

内申で決まるから、先生には無理と言われた。

面接の練習とか、将来に良いから

経験として、受けさせて貰った。

推薦の試験。多嘉良と同じことがしたかったの。

 

だから、2月は面接受けたり

私立の受験したり(併願。滑りどめ)

忙しかった。

勉強めっちゃしたよ。

 

若者よ、若い内は勉強すべし。

勉強も努力も、年老いてからもしなきゃいけないけどさ。

 

卒業式の前が一般入試で、

卒業式の翌日が発表だった。

 

ちょっと数学の成績が怪しい、

って言われてたけど、合格すると

わかってた。

 

多嘉良は、数学と理科の応用問題、丁寧に

教えてくれた。

「どうして間違えられるんだ?」

って言いながら。

(純粋な疑問。嫌味じゃなく)

 

理科、中学生の時はまだ出来たんだけど。

密度とか濃度とか飽和水蒸気量とか、

電流電圧とか、物理(力の働き)の問題

とか、要は計算が、嫌で嫌で。

 

でもね、理科は多嘉良のおかげか、

けっこう出来たの。100点は取れないけど。

数学がダメよ。

説明されても、わからんの。応用問題。

 

当たり前に出来る人しか、入れない学校なのよ。入れたのは奇跡だね。

 

入試当日、多嘉良じゃないけど、間違えた気がしなかった。数学も。満点近かったはず。

 

そんで合格発表の日、多嘉良のお父さんが

高校まで連れて行ってくれて

(多嘉良も来た)

番号あった→「わーい」

つって、お母さんに連絡して。

 

うちの親は連絡つかないし。

 

そして、入学の資料貰って。

 

一応、中学校に報告に行かないとなの。

そっちにはバスで行って

(多嘉良も来た)

担任に

「合格しました」

って言ったら、

あんまり良い担任じゃなくてさ。おっさん

なんだけど。

 

「男と通うためにか」とか言ったんだよね。

うわっ、

と思ったけど

「ありがとうございました」って言って、

すぐ離れた。

 

恋愛してて、好きな人と同じ学校行くとか

彼氏と同じ学校行くとか、全然いいよ。

良いことじゃん。

 

塾講師・家庭教師してた時は、女の子の恋してる生徒、めっちゃ応援したねー。

 

友達で、別の学校だけど

生物の先生に恋して、先生にはフラれたけど

生物の成績だけ、ぶっちぎりでNo.1

で、医学部入った子がいるわ。

今、病院で働いてる。医師ではないけど。

 

何が功を奏するか、わからない。

 

まあ、多嘉良には、担任に嫌なこと

言われたとは、言わなかったけど。

 

数学の怖い先生が、朗らか~に

私達を見てた。

すっごくにこやかな顔。

多嘉良のことは、お気に入りだったけど

私は数学できなくて、でも努力はしてて…

ってのを、わかってくれてた先生。

でも、怖い先生。

 

あの先生のにこやかな表情、見れて良かったな。初めて見た。最後に。

 

担任の嫌な態度も、永久に記憶にあるけど。

 

その数学の先生って、応用問題の解説を

毎回、お気に入りの多嘉良にやらせていたの。

サボりじゃん!

どっちが先生よ。

 

多嘉良は、あれで磨かれたのかもな。

黒板にサーッて書いて、説明して

「何か質問は?」

って。

どっちが先生よ。

 

ああ、中学生の時は楽しかったけど。

無邪気で。

だけど絶対、戻りたくない。楽しかったけど、どこかがすごく、悲しくてつらかった。

 

 

高校の時は、なおさら嫌だ。戻りたくない。

 

いじめでも何でもないし、仲良く話す人は

表面上はいたけど、一人だったよ。学校では。

うん、いじめなんかなかった。みんな暇じゃないもん。

本当に賢い子って、いじめという無駄なことはしない。

 

でもさ、目で「異分子」って思ってるのが

わかったわ。

目だけじゃないか。

出す空気で。

 

私も、私で

「あんたら親にメシ貰えるのに、塾行かせて貰えるのに、親の悪口言うんかい。クソガキが💢成績だけは良いけど、低能ね」

 

くらいに思っていた。

だって…

親が好きなはず。みんな。

なのに親の悪口言う。バカっ子め!

 

つまんない。とにかくつまらない。

成績の話とか。イライラした。

 

「赤点取ったら家、追い出される」

って言ってたクラスメイト。

彼女は赤点なんか取らないし、その子の親はその子を、追い出したりはしない。

 

私、数I、A そして化学が赤点。えへへ。

赤点とか関係なく、家に帰ってない!

ってか、帰るべき家がないよ。

えへへ。

 

…。

彼氏であるところの多嘉良は、しれっと

高校でも1番。

マジかお前。ひえー。すげーな。

(としか言えず)

 

 

バイト先の年上の、ちゃらんぽらんな人たち

レストランだし、一見ちゃらい。男女共に。

そっちのほうが楽。そっちのほうが、世の中の渡りかたを、真っ当にやってる。

あー。楽。

 

そうこうしてたら、異分子って思われて…

学校の人たちに。先生にも。どんどんどんどん思われて。

 

多嘉良とも、なんかズレてきて。

う。なんか胃が痛い。彼氏といるのに、胃が痛いって何だ。

(今は痛くないよ)

 

高校は、苦しかった。

辞めてからも、苦しかった。

 

絵を描いたりアクセサリー作ってて、

お店に卸したり

骨董のお店に行ってから、ちょっとは楽に。

総合的には、10代はハード。

絶対戻りたくない。

 

青春時代に戻りたいって人、いるけど

それは良い時間を過ごせた人。

 

20代も戻りたくない。

30代前半も、戻りたくない。

うーん。今がいい。

おかしいけど、病気してから、ようやく穏やかになった。

 

生まれたて、生まれたばかりの気持ち。

一回死にかけたからかな。

多嘉良と、穏やかに歳を取りたいな。