大学って…
学ぶ意志があって、行くものだよね。
何となく進学、というのは好きじゃない。
通信の美大の入学要項が来たんだけど、
あまり魅力的には映らず。
洋画科だと、デッサンもあるし
実質的だな、と思う。
その分、学費は高くなる。
資料を見て、教育がファッション化してる
感じもした。
ま、教育だけに限らずだけど。
例えば、心の病気もファッション化してるのかもだし。
ファッションじゃないものを、ファッションにしちゃう人がいる、ってことね。
それは、ひとつの生きかたかも知れないね。
病気をそんなふうに思えたなら、悲観的に
ならなくて済むかも。
というか、シャレにならないから病気は深刻
なのだけどさ。
話ずれた。
洋画科だと、スクーリングがある。
ん?もしや、数日東京滞在?
一人旅?ウヒヒ💨
と思い、多嘉良君に「あのぅ~」と、
尋ねてみる。オズオズ。(演技)
多「もちろん一緒に行きます」
不自然な敬語。
あ、そう。
じゃあ別にいいや、行かなくて…。
多嘉良はどうも、私に仕事させたくないもんで、新居に徹底的に、静かに閉じ込めておきたくて、多嘉良の平穏のためだけに、受講生にさせたいっぽい。
日本画科でも良いんだけど、とりあえず実質的な科だと、学費いくらだろ。
それでも、150万円(4年)くらい?
あ、条件あるけど3年次編入もあるな。
科目等履修もある。
多嘉良君にしてみたら、4年間の平穏を
150万円で買える、って感じだよな。
そもそも、美術史なんて
自分で調べて、勉強できるし。
150万円寄付するか、娘の学費の一部に
したほうが、良さそう。
―*―
夜中、多嘉良が帰ってきて
みーさん家に行ってて、
詳しく教えてくれないわりに、
グダグダ甘えターチンモードが、続く。
気づいたら3時。
グダグダ甘えターチンモードは、普通の女性では手に負えないレベル。
私は普段、多嘉良をでっかい犬(またはでっかいボス猫)だと思ってるので、
首やらをモミモミしながら、
「ボスくーん、首凝ってますね~
見回り(仕事)大変ですね~」などなど、
言い続ける。
多嘉良、お見せできないけど
いちいちノッてくれる。
「に”ゃ…」あるいは「ワン!」的な
鳴き真似もする。(かなり上手い)
それはそれとして、最近、多嘉良が
遅いから
お母さんか、お父さんが来てくれる。
だいたいお母さん。
お母さんは、娘と一緒に寝てしまうから、
22時には就寝。
お父さんだと、リビングのソファーで本読んでて、多嘉良が帰ってきたら、
「では」とか「では、ね」と言って帰っていく。
わりと、寛いでる。
たまに多嘉良に、仕事のことを聞いてから帰るけど。
お父さんは、前に私の変な料理(炊き込みご飯)を食べさせられたけど、特に何ともなし。
「おいしいよ」と言ってくれた。
実際は微妙な気がするけど、お父さんは薄味が好きだから、それで良かったのかも。
私の作った、座椅子カバー(毛糸編み)も、
お家の書斎で使ってる。
娘が欲しくて欲しくて、という人だったから、お父さんも私に対しては、中学生の認識で止まっている感じ。
最近、お母さんが泊まってるから
多嘉良は甘えモードも抑え気味。
と見せかけて、午前中に病院がなければ、
または週末なら、ベットリになるので
要注意。
あれみたい、スライムのおもちゃ。
ネチョネチョしたガムみたいなやつ。
昔あったよね。今もあるよね。
って、たとえが悪いか。
でも、本当にそうなんだよ。