輪々華と華の化け猫暮らし

重い病の占い師が足長おじさん風ご主人様(夫)に飼われるだけの幸福を満喫しつつ反抗する日々📨ioan7379@yahoo.co.jp

土曜日

まだ眠っている時、

静かに身仕度の音がして、

多嘉良はスーツ着て、こっちに来た。

 

特に言葉なく

なので、

行ってらっしゃい…

と言った。

 

ベッドの柵のところを、私は掴んでいたのだけど

キスしながら、手を重ねてくるあたり、

どうも多嘉良は、結婚しててもずっと

恋人意識が抜けない。

 

ま、別にいいけどさ。

 

一度会社に行き、仕事して、

娘が今日(土曜)運動会なので、娘の運動会での姿を少しだけ

見て、

写真撮ってから

出発したみたい。

 

私はネムネムしながら、

娘の髪の毛やったり、娘のご飯出して、

それからすぐ

お母さんがお弁当作って、持って来てくれて、

娘を学校に送ってくれて。(お母さんの車)

 

私はお父さんに連れられて(お父さんの車)

多嘉良の実家へ。

 

私、娘と同列扱い。

というか、お父さんお母さんにとっては、

まだ中学生の娘、という感じ。

 

(頭の)病気のせいもある。

記憶はだいたい戻っても、しっかり定着して

ないので、脳の年齢設定がかなり、低い

(低年齢)らしい。

だから退行もしやすく、動作も安定しないんだそうで。

前からお医者さんに言われてたけど、

多嘉良が改めて診察を頼んで、聞いて、

やっぱり変わってないらしい。

 

ああ…😱

精神年齢は12~16才あたりを、うろうろしてる感じ。

 

つまり、多嘉良が初恋の君扱いしたり、

お父さんやお母さんが、私を子供扱いするのが、実は自然だってこと。

 

みーさんは、多嘉良なんて何も知らないじゃんか、と言ってたけど、

多嘉良には多嘉良の、

知っている時期があり。

 

でも…

みーさんの、「高良にわかって堪るか」という文には、とても悲しくなり、涙が出た。

みーさんが、一番強く出してる感情だった。

 

虐待や、DVの話は、

ニュースを偶然みたり、

鑑定で依頼があると、

物凄く悲しい、苦しい。

 

周りからわからない面も沢山あり、

当事者それぞれの考え、思いがある。

 

生き延びたからと言って、幸せになれるか

と言ったら、呪縛は続いていて、

その後の人生も、つらいことが多い。

親が生きていようが、死んでいようが。

 

私は信じらんないくらい、恵まれている。

でも、今でも茫然となる というか…

 

色々思い出して、わけわかんなくなる時も

ある。

 

多嘉良が大人になってる、今の姿を見て

あれっ?

ってなる時もある。

 

誰、このおじさん。って感じ。

寝起きとか。

おおー、多嘉良か。

って、すぐ直るけど。

もう、ギャグでしょ。こうなると。

 

―*―

 

多嘉良の部屋のベッドで、眠るつもり。

土、日、月曜の夜は。

火曜日の夜、多嘉良が帰ってくるからね。

 

※娘はなぜかお母さんにくっついて、寝る。

 

 

さっそく、昼間(土)に夢を見まくる。

多嘉良ベッド、危険だわ。

 

みーさんの夢、多嘉良の夢。

 

みーさんのことは、ちょっと置いておいて。

 

 

 

夜に、2:22(にゃんにゃんにゃんの時間)

にミーメール(みーさんからのメール)

来てたけど。

また、どうにもならんメール。

エロチック風味な。

ダメね、男ってやつは。

思考というか、感情というかが。

 

多嘉良は出張前だから、不安もあり、

ベッタベタ状態。

 

(ええい、邪魔くさい!)

と言っては、アカン。

 

夜はたまたま私も起きてて、

みーさんメールを見て、

ふぅ~💨となり、眠った。

 

多嘉良部屋で

見ていた夢は、中学生多嘉良の

プレイボーイ的な姿であった…。

 

この、多嘉良部屋。

ここで、イチャイチャイチャイチャしてた

わけだけど。

当時は、死にそうにドキドキもした。

心臓破れるくらい。

 

なかなか、初体験までは進むのがゆっくり

だったので、一回一回、今日かな?

次かな?とドキドキ。

 

最初はあっという間だった気もするけど。

こっちは、痛すぎるだけだし。

うっわ、千切れる、と思ったが…

 

それよりも、多嘉良が真剣な顔で、

体の上に乗っかって来た時が、一番

うわあ、と思ったよ。

これから、今からされるのか…

気が狂いそう。怖い+いとおしい思い出。

 

でさ、(あれ、この話終わり?)

 

前にさ、たー様は告られたら

一回は丁寧に対応して(付き合っている人がいる、と答えていたらしい)、

二回目からは冷たくなる、と書いたでしょ。

 

ところがね、

二回目に「やっぱり好きです」とか言われて

「迷惑です」

と答えても、

 

その子がさ、困ってたら普通に助けるわけよ。

 

例えば、中学では教科係というのがあり、

大変なのは英語と理科。

英語は、昔なので

でっかいラジカセを使ってて。

リスニングの時ね。教科書のリーディングの

ためにも。

くそ重いの。女子1人で階段とか、移動は

めっちゃきつい。

私は1人で持とうとして、転んだことがある。

 

理科も実験準備があると、めちゃくちゃ大変。

 

で、多嘉良は

冷たく告白を断った女子でも、その子が

ヨロヨロしてたら、

「持つよ。貸して」

と言うの。普通にしてるんだろうけど、

わりと優しく。

 

これ、理科の実験準備でも、

美術の前の準備でも、

体育は男女別だけど、それでも。同じ。

誰でも手伝ってたけど。(男子でも)

 

あっ、中学の時、

小さくて細い男子で、心が女の子の可愛い人

がいたんだけど(爪も磨いててキレイ)

その子も、多嘉良のこと好きだったわ。

これは、彼というか彼女が公言してたし、

有名な話なんだけど。

私にも、別れたら教えて、って言ってた。

別れないよー、と答えたけど。

 

罪なことに、多嘉良を好きな女子は

だいたいが卒業まで、

というか高校で新しく好きな人が出来たり、

彼氏が出来たりするまで、多嘉良に恋を

続けてしまったのよ。

 

何てことだ!

 

高校は、バス通だった。

といっても、多嘉良の家はわりと近い。

自転車でもOK。

少し離れたところに、

 

私が住んでた家(高校入ってから、あまり帰ってない)。

 

バスだと、中学の同級生にけっこう会うし。

 

中学卒業の時も、後輩含め何人だかに、

告白されていたわ。

あれは多嘉良のモテ期ね。

なっちゃんは当時、告ってない。

 

第2ボタン、貰ったけど

どっかいっちゃったわ。あーあ。

 

多嘉良は、雰囲気イケメンだったのです。

別に、顔が整ってたとかじゃなく。

 

妙に気品ある佇まいだったりとか、

堂々としてたりとか、

あと、しっかり挨拶してくれたり、

上記のような、親切さがあり。

 

私達の時代もだけど、今は特に

背が高いとかは

重視する基準じゃないでしょ?

え、気にする?男子同士は、気にするかもね。

 

よくわかんないけど、当時あんまり、

いない条件が揃ってたのかも。

 

一人っ子(しかもボン)とか、

AB型(あんまいない)とか、

男子でピアノ弾く(しかも上手い)とか、

満点以外取らないとか

(ただし高校の理数科には、中学の時そうだった人、何人かいたって←みーさんリサーチ)

スポーツ得意とか

(ただしバスケは好きじゃないらしい。指を痛めると、ピアノに影響。なぜかバレーはOK)

そして歌まで上手い、など。

↑でも、一緒にカラオケ行けた女子は

私以外だと、3名。

 

だけど、天は二物、三物を…

って諺、本当よ。

 

※間違った、「天は二物を与えず」が正しい。

私が言いたかったのは、

天は二物、三物を与える❕

だから、諺とは違うね。

 

高校の理数科・普通科もそうだったけど、

 

1ランク下の高校行った女子に聞いたら、

格好良すぎで成績も良い、スポーツ万能、

性格も良い、みたいな人が

沢山いたらしくてさ。

 

私にも、他校に行った女子に

〇〇先輩(理数科)の情報流して、と言われたり

バイト先の子(他校。ギャル)に

いい男(知らんし💧)紹介して

と言われたり。

 

賢くて格好良い、って人は確かに、何人か

見かけたけど(先輩で)

性格はどうかしら。わからない。

 

まあ、つまり、多嘉良みたいな人は、

大学行ったらそりゃまた、

いっぱいいたんじゃないかな?

何でも、だいたいは出来ますって人ね。

 

姉が姪っ子(高2)に、

勉強しないとバカとしか出逢わない、

と言って勉強させてるんだけど、

うーん。出逢いの率がね。上がるってことかね。

 

縁は、作るもの

と言ってしまえば、確かに作れるので。

家にだけいたら、会いにくい。

出逢いの場には顔を出すと、よし。

友達を大事に、人との繋がりを大切に。

 

そして、善良に。

じゃないと、善良な人には会えない。

 

ちょうど良いタイミングで、ちょうど良い人と出逢うもの。

優れた部分も、未熟な部分も、おんなじような

お互いに高めて成長できる、

ちょうど良い人が来る。

 

出逢いについては、焦らず、楽しみにしつつ、自らを高めること。

魂は磨くと光るので、光に寄せられる魂が、

来る。