輪々華と華の化け猫暮らし

重い病の占い師が足長おじさん風ご主人様(夫)に飼われるだけの幸福を満喫しつつ反抗する日々📨ioan7379@yahoo.co.jp

旦那様の実家という存在 から広がる話

旦那様と結婚してるのだから、

旦那様の実家は

あんまり関係ない…

と言いたいところだけど、

結婚は家同士のものって考え、いまだに

やっぱりある。

切り離すのは、すごい難しい。

 

田舎はなおさら。

同居なら、セットかも。

 

みーさん時代の、ママ友。

みーさんの友達(多嘉良の友達でもある)が

旦那様。

研究者。

長男。

そこそこ玉の輿…

という感。

旦那様の実家、二世帯住宅を建ててくれた。

が、病んでた。大変だって。

 

姉、19で結婚。出産。

旦那様の実家と同居。三世代で同居。

旦那様の実家、2階を改装、増築してくれた。

姉、なんと

上手くやっていた。

10代で。さすが。

ところが旦那様が病んで、家を建てて独立。

しかも、家を建てたのは姉。

まだローンある。土地は、旦那様のおじいさんが買ってくれたそう。

 

私、みーさん時代には…

けっこうキツかった。

お母さんと最初に会った時、

みーさんとしかお母さん、喋らず。

 

みーさんと婚約してから、みーさんに家に

いなさいと言われて、ずっと寝てた。

(闘病中)

みーさんのお母さんから、1日中電話が来た。

この会社に就職しなさい、みたいな案内。?

みーさんの妹が、いきなり来てアレコレ言われて、私はちょっとおかしくなった。

「お兄ちゃんの性奴隷」みたいなこと。

みーさんが、お父さん以外をシャットアウトした。

 

今…

多嘉良の実家と

ごく自然に接しているのは、

中学生の時にお世話になったから。

実の子供くらいに、思って貰えているから。

 

なかなかないケース。

お嫁さん、お姑さん

って張り合ったりする。何となく。

それが全くない。

 

お母さんにお料理作って貰ったら、

「わーい」という私。(子供)

子供目線。

 

憎悪、というのが嫁姑問題(旦那様の実家問題)には

くっついてくる。というか、間に流れる。

他人だからかな。

他人だからこそ、上手くいくかもだけど。

 

多嘉良のお母さんって、人を貶めない。

ぽややーん、としている。

 

運転は、あまり上手じゃなくて(失礼)、

この前、ある病院の駐車場ポール?に

ぶつけてしまったの。車を。ちょこっとね。

カスッタくらい。

 

で、そのポールってのが

すでにボコボコで、皆様、ぶつけてしまって

いらっしゃる。そういう位置にある。

お母さん、「アラーー」ってなって。

おろおろ。

「大丈夫大丈夫、ここみんなぶつけるてるみたいだから、気にしなくても」

と言った。私。

だって、すげー古くてボコボコ。

病院の管理も微妙。

ってか、車どめに乗り上げたくらいのもの。

よくある。

そんなの、誰も気にしない。

 

これ、直すなんて話になったら

お母さん、ボッタくられるんじゃ…。

「せめてお父さんか、多嘉良に聞いてからにしよう」

と私は言った。

 

帰ってきてからも(多嘉良実家に)

心配で、食べ物が喉を通らないお母さん。

とうとう、病院に電話した。

「あそこはみんな、ぶつけるんで。気にしないでください」と言われたそうな。

ほらね!

とは、言わなかったけどさ。

 

多嘉良に話したら、

「あの人はちょっと変わってるから。箱入りだから」

と言った。

 

お母さん…。

小さい時から、バレエとピアノを習い

(ちなみに3姉妹全員。習いごと費、すげえ)

短大出てからすぐ、花嫁修業しつつお見合い

しつつ、福祉施設で働いていた。

お母さんの姉妹(お母さんは真ん中)も、

同じようにして嫁いだ。

どっかの会社の重役じゃなきゃ、お嫁にやらないと、お母さんのお父さんに言われていた

らしい…。

 

多嘉良は、お父さんのこともお母さんのことも、名前で呼ぶ。

→「◎◎さん」

と。余談ね。

 

多嘉良父。昔、私に対して

「**さんは品がある」

と言った。

品?!

かけ離れてますけど!

とは言えない。

 

息子さんにイロイロ言ったり

やったりしてますけど、

とは言えない。

 

品って、なんだろー…

とその時思ったけど、

たぶん、人をドロドロに憎んで、そこから

動けない

という性格じゃないよ、

という意味だと思ったんだった。

 

お母さんが、そうだもの。

そういう人じゃないわ。

だから、お父さんはお母さんが好きなんだなあ、と思ってさ。

ふわふわしている、お母さん。

 

つまり、多嘉良もそれを求めてるんだろうと

思う。無意識に。

ふわふわしてるバカ猫。

(お母さんは別に、バカでも猫でもない)

 

 

品、って

高いものを身に纏うとか、学歴とか

わかりやすい権威じゃない。

 

私が少し目標にしてるのは、亡くなった父方の

曾祖母。同じ名前の。

人を憎む、疎んじるということがない、

知らないような人。

昔だから、お姑さんにいじめられたらしいけど、いじめられてるってことにさえも、

気づけなかったという人。

親族の語り草だった。

 

私、人を憎んだよ。

義理の父を。

今、死んでから1年以上経つけど

怖い夢見るし。

 

でも、10代で思ってたことは、

早く自立、自立する

ってことと

目の前の今の、ひどい状況をどうやって

乗り切るか…

だった気がする。

憎む暇がない。後から、思い出してグワーッ

ってなった。胸をかきむしるみたいな。

それも、憎むなのかな。

 

―‐―‐―

多嘉良は、みーさんを憎んでるけど

やり場がない感情があって、

それぶつけてるだけ。憎む?なのかな。

憐れみだと思う。

同情。

 

どっかで、まだ友達と思ってるはずよ。