道中、雪
綺麗な景色あり。
神様からの、年賀状だね!
と多嘉良に言って、
寝た。
起きたら、夕方のはずが
夜な感じ。
ドライブイン、寒い!
他県の人が、
薄着で雪を触ってる。
同じ日本と思えない、って言ってた。
本当ね。寒い。
徐々に、雪嵐。ブリザード。
視界が怖いのよ。
道路も、雪があるね。凍結はしてないけど、風がちょっと強いのかな。
まだお家までは、時間かかるね。
夜は、多嘉良にマッサージをしよう。
雪をパーッと見た時、
あ、1月の雪だ。
と思った。
記憶の中の、どこかの1月の雪。
春の夜の匂いとか、同じように感じない?
部活帰りを思い出したり。
1月、受験前、中学校からの帰り道
を思い出した。
それから、母を思い出した。
うちのママの名前ね、雪というの。
誕生日が12月だったから、雪の降る日に生まれて、それで雪さん。
「名は体を表す」で、
振り返れば、色々な意味で、純白、
儚い人だったのかもなー…
と思う。
あと、冷たい。かな。
人に深入りしないというか。
時間が経って、やっと悼むことが出来る。
お、あと、もう少しで無事に着きそうです。
→あれ、まだだって。