輪々華と華の化け猫暮らし

重い病の占い師が足長おじさん風ご主人様(夫)に飼われるだけの幸福を満喫しつつ反抗する日々📨ioan7379@yahoo.co.jp

🐶2月16日のお話

多嘉良に咬まれた。って、犬か!

何でかわかんないけど。右手首の内側。

ガブーッと。

 

娘がお見舞いに来たので(毎日来ます)

カルタをする。

新しいカルタ。

多嘉良のお母さんが、買ってくれたやつ。

 

それで、娘と多嘉良とカルタ。

読むのは私。

実は、私はカルタや百人一首が得意なのだ…

が、読むより取るほうが、今はきついので

ボソボソと読む。

 

途中、調子に乗って

『ママロボットバージョン』(ロボット声)

『猫声バージョン』(猫が日本語喋った感じ)

にする。

 

途中、調子に乗って

カルタの文を変える。

※文は、ことわざ。

「能あるたから、爪を隠す」とか。

 

そして、ヘトヘトになる。

 

熱も出た。きついぜ…

もう、一生寝ていよう。だるい。

 

入院中のお風呂は、一応毎日入れます。

個室内に、浴室あり。つまり好きな時でOK。

夜中は、あんまり入れない。のかな?

吐いて汚れたとか、下痢で汚れたとかの場合は、たぶん入っても良いと思う。

 

 

これが2人部屋以上だと、午前中か午後かで、

部屋番号と名前(例えば須藤さんなら、須などの一文字)を予約掲示板みたいなのに、

いちいち書かないとダメ。

 

 

今、循環器内科で入院なのだけど

色々な薬が出る。

私は入眠剤や安定剤が嫌いで、不安時の

頓服は確か

すぐ貰えたと思うけど、貰ったことはない。

手術前の安定剤も、嫌だったくらい。

別に不安もないし、とにかく眠い、眠たい、だるいだけよ。毎日。

 

だるい、ってのは体が動かせないレベルの、

動けない、だるさです。

動きたくても動けないので、ストレスが溜まる。

人に迷惑をかける。情けない気持ちにもなる。

 

よろよろ、手すりを掴んで歩いていると

どこかにお見舞いに来ている子が

物珍しそうに、見る。

子供は、悪意なく見る。

体がうまく動かない時があり、休み休み、

歩く。

何だか悲しくて涙目。

あっ、だから見たのか!

 

病院にいる大人は、多かれ少なかれ、持病があったり家族に持病があったり、なので

気にしないでいてくれる。

 

外には、たぶん一生、一人ではもう

行けないんだろうな。

うん。行けない。

外で倒れたことがある人、

というか意識が残ってる状態で、よろけたり

して立てなくなったことのある人、しかも

何度かそういう経験ある人、わかると思うのですが…

 

助けてくれる人もいるけれど、無視する人もいます。

関わりたくないって人。忙しいから、余裕ないよー、って人とか、病気?怖い!

って率直に思う人、

病気や障害=不幸、直感的に関わりたくない、なんか移りそう、みたいな。

 

スマートに人助けって、難しいよね。

大げさに騒がれるのも、倒れた張本人は、

嫌だったりする。

 

意識があるなら、救急車呼ぶか聞いたり、

家族呼ぶか聞いたり。これでじゅうぶん。

意識がなかったら(問いかけに答えない)、

救急車。

何がどうなってるのか、わからないので。

その人の内部で、何がどうなってるのか、

下手に判断は出来ないから。

 

母が倒れた時、救急車来るまで人工呼吸したことがある。

でも、あれは視るとかじゃなく

本能的に、したことだった。

 

私自身が倒れた時、足早に逃げた人も

見た(感じた)し、

大騒ぎになったことも。(動けないだけで、意識はあった)

道で倒れて、何人かで、すみに運ばれたことも。

外、一人ではもう行きたくない。迷惑かかるし、怖いもん。救急車も嫌だ。やっぱり、迷惑かかる。

 

何だか、どんどん孤独だなあ…

とも思うんだけど、

多嘉良がいて、良かったな。

 

娘はさ、思春期とか

嫌になる時期が来るよ。病気の母なんて…

 

大人になれば、あとは娘をとりまく世界があって、親にとらわれちゃ、やっていけないし。自立第一!

 

そして、娘がお薬つくるお医者さん(薬の研究開発者)になるのなら、それも中世では、

魔女だなあと、昨夜思った。

 

多嘉良は、私がどうなっても、

どんなにヨボヨボになっても、いてくれる。

有り難い。