輪々華と華の化け猫暮らし

重い病の占い師が足長おじさん風ご主人様(夫)に飼われるだけの幸福を満喫しつつ反抗する日々📨ioan7379@yahoo.co.jp

うとうとの1日

あんまりにも私が、1日ずうっと寝ているので、軽くウツなんじゃないかと心配している多嘉良。

 

お前、鬱を舐めんなよ!

鬱病ってのはな、ご飯食べられないし

何もやる気起きないし、

でもやらなきゃ、って苦しくて苦しくて、

もっと完全な寝たきりで…

 

と説明する。

 

人によるけど、本当にひどい人は

ちょっと回復した時期に、死んでしまう。

 

多嘉良は、高校の時に軽い鬱を経験してたし…

翡翠が精神的に弱かったり、

私の病み病み期も見てるから、すぐ心配をする。

 

今は、ただ単に貧血で起きるのがしんどいだけ。

で、眠りの世界が充実。

 

起きたら、グリモワール書く。

魔術指南書なのに、いや、だからこそか、

ページ内で話しかける私。

 

お弟子さんのブログを読む。

占室の人も、日記帳に書いてくださいな。

多嘉良に遠慮、しないでね。

 

魔術師、祈祷師、占い師、霊能者。

こうした世界の人は、苦労人や孤独な人が

多い。

海外だと、本格的に森の奥で自給自足とか。

独り者で。

 

でも、私は、長期的に人助けが出来る術師というのは、パートナーや家族がいて、

愛情に満ちた人だと思う。

 

愛情を知らないと、人助けにかなりの限界がある。

人助けの意味、本質がわからないから。

精神の余裕もない。

 

愛情…。

 

多嘉良に会う前に、

私は、どこで愛情を得たのか。

 

父が亡くなるまでの3年。これは大きい。

人格形成の第1歩、3才まで。

 

姉がいたこと。これも、有り難いこと。

姉は11才で、

「あたしら捨て子のようなもの、あたしは一人でも何とかなる。あんたはまだ小さいから心配だ」

と言った。(私は7才)

 

母は無関心に輪をかけた、無関心だったからな。

 

中学生の時の少年多嘉良が、何の気なしに

難しいことを言ったこと、覚えてる。

 

「人は虐げられたら虐げる。例えば暴力を受けた子供は虫を殺して、受けたストレスを発散する。お前は逆だ、虫も殺せない。何で野鳥を埋葬するんだ?変だ」

変だ。だって。

変。

 

なんか、ちょっと傷ついた。多嘉良が好きだった(あ、過去形になっちゃった)

からね。

 

多嘉良は、ただ疑問をそのまま、口にしただけね。ほら、まだ若者だったから。

(あ、過去形になっちゃった)↑これは過去形で良いか。

 

中学生の時に住んでた家に、G虫が出たのね。

それでも、怖いからってのもあるけど、

虫を殺せなかったのよ。

 

虫の神様がいるんだよ。

 

虫が死んでたら、埋葬まではしないけど

南無阿彌陀仏、と唱えていた。

言葉は何でも良かった、安らかにお眠りくださいって。

 

メダカの死に大泣きして、小1の時、うざがられた。同じクラスの子に。

 

多嘉良は、きっと虐げられたら虐げる性質なんだろうな。間違いなく。

 

性格、性質の問題ね。

性別も多少、関係あるかも。

 

今もよ、多嘉良は心底から、意地悪なんだなあ、と思うことがある。

意地悪って言うと、ちょっと違うか。

性質として、人をいじめてて快感なんだなー、と思う。

 

多嘉良は、尊厳を守るために

人を傷つけることが出来る。

 

人を守るためにも、人を傷つけることが出来る。

 

 

昔、少年犯罪真っ盛りの時代だったけど、

あれも性質でしかない。

生育歴、育った環境のせいにしちゃいけない。

 

話ずれた。

寝てて、起きて、ベッドの中で

まどろんでいると、色々考える。

 

それでね、良い占い師はさ、

愛に溢れているのさ。人間愛に。