輪々華と華の化け猫暮らし

重い病の占い師が足長おじさん風ご主人様(夫)に飼われるだけの幸福を満喫しつつ反抗する日々📨ioan7379@yahoo.co.jp

お母さんとの会話

午後、というか夕方、娘が帰ってくる前。

(6/14の話)

 

お母さんと、リビングで編みもの。

私はショール作ってて。

お母さんは、レース編みの小物、コースターなど。

※教会のバザーに出す。

 

多嘉良の小さい時のエピソードを、教えて

教えて!と言って、教えて貰う。

 

娘が甘えっ子だ~

って話をまずしてて、

 

私「多嘉良は?小学校低学年の時。男の子だから甘えないかな」

 

多母「そおねえ……小学校1年生の時、ピアノの発表会の前におしゃべりして、気をまぎらわそうとしたら『お母さん、今、集中してるから静かにして』と言われたわ」

 

私「うわ~、言いそーですね」

 

小1で、すでに厳しい多嘉良。

 

多母「小学校3年生になったら、急に抱きついて来なくなったわねえ」

 

私「…ん?小2の内は、抱きついて来てたってこと?か!」

 

多母「そうそう。アイロンとお料理の時は危ないから、抱きついて来なかったわねえ」

 

安全面には配慮している、多嘉良。

チョロチョロしつつ、しっかりお母さんの

手元見て、今はやめよう、とか考えてる

かわいいかわいい少年が浮かぶ。

 

私「なんか、失敗はなかったのですか?チビちゃんの時から、しっかり者なんだもん」

 

多母「そおねえ。小学校に入学にしたばかりの頃、帰ってきたらトイレに駆け込んで、下着とズボンを脱いで畳んで『捨てていい?』って言って来たことがあるわ」

 

私「んっ?どゆこと?あっ、もしかして」

 

多母「そおなの。そのあと、シャワーして

『学校でできなくて我慢してたら、帰り道で出てきた』んだって」

 

冷静な、おもらし。まあ、入学したて

だから6才だね。ままある話。

 

私「あらら、学校でウンコできない人は、

意外と多いですよ。あんまキレイじゃないし、学校のトイレ。騒がしいもの」

 

多母「そおよねえ。捨てなくて良いのよ、って手洗いしようとしたら『恥ずかしいから捨てて』と聞かないから、しかたなく捨てたの」

 

恥ずかしいって、6年前まで赤ちゃんだった

だろ!

ウンチもゲロっピも、ふつーにママには処理されてるわ。

でも、まあ、集団生活始めると、

恥ずかしいって気持ちが出てくる

=大人になる、ってことかもな…。

 

多嘉良実家のリビングには、

多嘉良の子供時代の写真もある。

小6の運動会で、アンカーで

走ってる写真。

あら、このフォームは足が速い人のだわ、

って写真。

 

他、多嘉良父の若い頃の写真(多嘉良に似てる)。

お母さんとお父さんの写真。

多嘉良の成人式の写真。

娘の写真。

私らの家族写真や、ウェディングフォト。

 

なっちゃんとの、娘ちゃんの写真もある。

 

ビードレスのと、お食い初めのと。

写真立てに入ってるやつが、並んでる。

 

 

 

この話、まんま多嘉良に伝えた。

 

多「忘れた」

 

私「うっそー。色々覚えてるくせに」

 

多「いいえ、忘れた事柄です」

 

不自然な丁寧語。

 

‐*‐

 

多嘉良のお母さんは、

善良で、良識があり、愛情深い、

優しさのかたまり。

 

そのお母さんが、私と最初に会った後に、

多嘉良に「純粋で透明な子、聡明な子」

と言ったという

けど、

透明って…

 

私は透明人間的だと思うことがあり、

そこしか納得できなかった。

 

姉が、聡明って言われるのは

よくあったの。

その後ろで、透明。隠れてる妹。それが私。

 

純粋って、まあ、あれだ、私はおバカだから、その意味かも!えへへ、

って感じ。

 

多嘉良の部屋に、長く二人だけでいるように

なり、

お母さんの中では、あっという間に

「お付き合いしてる子」

になり、

まわりも、そう思っていた。

 

私も、多嘉良がベタベタしてくるってことは、

付き合ってるってことだよな。

と思っていた。

エッチしたら、普通に付き合いが確定するのかな?

って感じ。

 

 

姉にも、しーちゃん(友達)にも、

付き合ってからやりなさい、と

言われてたのに。

 

多嘉良だけ、まだ付き合ってない認識。

付き合ってない女子の、脚を舐めるなよ!

ああ、恐ろしい。

初体験の直前時期に、

「ところで、俺らこれ付き合ってる状況?」と

聞いてきたから。

確認が遅すぎだろ。

 

その頃には、お母さんの印象はますます、

私に対してなぜか、とても良いものとして、

発展してた。

何でだろ。

「光そのもの」というようなことまで、

言われた。

「華ちゃんは、光そのもの」

 

何でだろ。

その言葉によって、

たぶん、お母さんは私を救おうとしてた。

たまに、家のことを聞かれた。

あまり話せなかった。

 

ただ、お母さんは好意的な見方を、

人に対してするようだった。

私にも、そうしてほしいと、願っていた。

 

 

義理父には、…

 

「あなたのことが、かわいくて(色んなことを)間違えて、表現したのじゃない?」

と。

 

お母さんが、言いたいこと

よくわかる。

わかるんだけど、受け入れられない。

それは、多嘉良も同じ。受け入れられない。

今も、お母さんはそう言うんだけど

(本当に、たまにだけど)

多嘉良が一緒にいる場合は、

お母さんに目配せして、それ以上言わせないようにする。

 

お母さんと、多嘉良は

ってかお父さんもなんだけど、

目で会話してる。

 

光そのもの、に嘘はなく

大げさに言ってるわけでもなく、

ただ、私のことを過大評価してた。

多嘉良に見合うように、勉強を頑張ってた

だけ。

多嘉良に見合うように、体調悪くても無理

して、課外活動してただけ。

 

多嘉良のお家の家事を手伝うのは、

ご飯もらったりお風呂に入れてもらうんだから、当たり前。

寝る場所を作ってもらったんだから、

当たり前。

 

話を聴くしか、私には出来ない。

お母さんは、愚痴を言わない人。

おしゃべりは好き。

教会関係、ボランティア関係で

あちこち行くお母さんの、話をずっと聴いていた。

 

私は、

悪夢を見る回数が、多い。母が死んでから。

まだ私は期待してるんだ。母に。

和解というか。

 

なんで、義理父が…

 

お姉ちゃんや私が、スカートやワンピースの

時に

触って来たのを、

母は何で、そのまま見てたのか。

 

グロい映画や、エロ本を無理に見せられてる

時、

何でなにも言わずにいたのか。

 

変な仕事を、

お姉ちゃんがコンパニオンやらされて、

私がテレクラの接客やらされて、

それを何で、黙って見てたのか。

 

私が服を破かれた時に、

何で、黙っていたのか。

何で?ママ。

あなた、母でしょ?

 

母は、母親である前に

女の部分が優先。

意外と、こんなもん。

 

母が、義理父の

暴力性を抑えてた、使命として。

娘達も使って。?

 

一人でやれよ、使命は。

 

娘達の徳積みは、させなくて良いから。

誰に対し、何の徳を積むかは、私達が決める

ことだ。

 

私は、ずっと怒っていて、

母に言いたくて、話し合いたくて、

まだ悪夢を見るんだ。

母に期待してる。謝って、ってのと

愛情をもっとちょうだいよ、ってのと。

今さら。

 

期待しても無駄なのも、わかってるので

見る悪夢。

過去の再現。

 

多嘉良がいるのに…

隣で、寝てるのに。

押し潰してきそうな愛を、たっぷりくれる

のに。

でも、悪夢見る。

 

愛情を得ようとして、失敗した夢も見る。

つまり、みーさんの夢も見る。悪夢として。

みーさんと、まだ全部向き合えてない。

それで、終わってしまった。私が悪い。

一人のひとと、向き合うには一生

くらいの長さが

必要。

 

悪夢の時は、だいたい唸ってるので

多嘉良がすぐ起こしてくれる。

あ、多嘉良だ。ああ

今だ。今は、安全だ。

と思う。

 

この安全が、あとの人生は、もう、すべて。

多嘉良が側にいてくれたら、大丈夫になる

はず。

多嘉良に向き合おう。

 

‐*‐

多嘉良のお母さんが、レースで編んだコースター、650円で販売予定です。

2、3枚くらいなので、欲しいかたが

いらっしゃったら、館メールへ。

 

私は、マリア様のお像に敷くつもり。