輪々華と華の化け猫暮らし

重い病の占い師が足長おじさん風ご主人様(夫)に飼われるだけの幸福を満喫しつつ反抗する日々📨ioan7379@yahoo.co.jp

いつも通りの、平成最後の日~とりとめのない、よもやま話

(4/29記)

 

昨日の疲れが尾を引いて、ぐったり。

今日も、早く寝よう。

 

午後、娘&多嘉良は美容室へ。

娘は、整えて貰っただけ。

多嘉良は、ちょっと短め。

 

私は、多嘉良の髪は長めのほうが好きなので、むむむ…と思う。

またナデナデしよう。

私がナデナデすると、なぜか伸びるのが

早いのよ。

 

お昼寝。眠りが浅い。

意識が浮いたり、沈んだり。

 

ふっと、夢を見た。

作文コンクールの夢だった。

 

学校で出せるようなコンクールは、

大賞に入選しても、図書カードが

貰えるくらいだった。

 

でも、私は500円あったら

本を買って、

1000円あったら

どうしよう

みたいな感じで、お金の遣いかたがよく、

わかってなかった。

 

なので、17才くらいから

文学賞に入選し出すと、

数万円貰えたりするから

(だいたい1万円~3万円が多い)

貯金した。

 

図書カード1万円分なら、

古本屋さんや図書館行くから、使わない。

だから、チケット買い取りみたいなお店で、

1万円なら9000円で買い取り

という感じだったので

現金にしてから、貯金。

 

新刊で買っていたのは、高校辞めるまでかな。

というのも、多嘉良が新刊でしか買わなかったので、そのまま従ってた。

本屋さん行くー、

と言ったら、多嘉良は必ずついて来たし。

買って貰うのが、どうしても嫌で、自分で

買っていた。

ささやかな抵抗。

 

 

今、考えると

図書カードは図書カード、のまんま

が良かったな。

昔は、図書券だったよね。

紫式部だか、清少納言だかの絵柄で。

 

そんなことを、ボンヤリ考えてたら、

娘と多嘉良帰宅。

 

多嘉良の部屋は、娘も私もあんまり入らない。

あ、私はたまに入る。

パソコンと、モニターと、デスクと椅子、

本棚と水晶の棚があって、水晶いっぱいある。本は、難しいのもあるけど

漫画もあるよ。

ドラゴンボールとか、ダイの大冒険とか、

スラムダンクとか、「夏子の酒」とか。

 

夏子の酒

ってのは、多嘉良オススメ漫画。

 

小説なら、東野圭吾さんと

雫井さんという作家と、あと

倍返しだ!書いた人ね。

あれが好きみたい。

 

他、歴史や経済の本。

 

一部、魔術系の書物。

 

多嘉良の部屋は、一応、自由に入ってOK。

「わーい、この水晶きれい。ほしいな~、ちょうだい」

と言って、私のものにする場合、あり。

 

変なモノは、今のところ見つけたことない。

エロ本とか、AVとか。

つまらん。

 

株のモニター見てる時の多嘉良には、

話しかけないようにしてる。

目がすごく動いてる。あっち見てこっち見て、大変そう。

 

何やってるかは、わからない。

 

ただ見てるだけの時は、何で見てるの?

何を見てるの?

と聞いたことがある。

最初の頃ね。

 

「流れを読んでるだけ」

という時もある。

 

なんで、株やFXやってるのかと思うけど、

「勝てるから」って言う。

でも、すんごく、つまらなそうにやってる。

ヒャッホー、ってなった多嘉良を、

見たことない。

 

―*―

(4/30記)

少し具合が悪いので、体力温存で、

眠っていた日。

 

多嘉良は仕事。

 

娘と私は、多嘉良実家に。

 

娘は、ピアノを弾いたり

多嘉良父と、チェスをしたり。

 

私が寝ていたのは、2階。

多嘉良の昔の部屋じゃなくて、客間。

 

昔、ここが私の仮のお部屋で、

ベッドがあり、小さい可愛い白いテーブルがあり、

そこで勉強していた。

 

でも、実際は

ほとんど多嘉良の部屋に行ってて、

多嘉良の部屋のテーブル(机じゃなく)

で勉強していた。

 

多嘉良の昔の部屋は、今はひっそりしてて、

ただ物置きって感じ。

娘がたまーに入って、地球儀や、図鑑眺めたりしてる。

 

眠りの隙間、ちょっくら立って

トイレ行って、多嘉良部屋に入った。

 

ベッドにねっころがる。

ホコリっぽいけど。

寝具はクローゼット内。

 

いつのまにか、寝てた。

夢を見たけど、忘れた。

多嘉良の夢だったけど、大人になってからの姿。

 

しばらく、ボーッとする。

天井を見る。

もし、この家が多嘉良だけの管理になったら、人に貸すのかな。

 

どうにも、高校時代の思い出がつらすぎて、

住みたくないらしい多嘉良。

一軒家は、近所同士プライバシーがない、

とか言うし。

この前、多嘉良が実家でピアノ弾いた、

って告解にあったでしょ?

ご近所?隣のおうちの人か、が

お母さんに、「息子さんの車ありましたね」

とか「ピアノ弾いてましたね」

と、言うらしいの。

 

ま、ここらへん平和なので。

平和ってのは、時間あるってこと。

お年寄りだし、ゆったり過ごされてるからさ。

 

ピアノは、防音でも

家に近づけば、音がくぐもって聞こえる。

 

ライトついてれば、レースのカーテン越しに

シルエットが見える。

 

車庫、夜じゃなきゃシャッターは閉めない。

 

今日もたぶん、娘や私を迎えに来れば

「息子さん夫婦来てたね、お孫さん来てたね」

となるし、

うーん…

多嘉良ってさ、ここらでは

「優秀な〇〇さんの息子」

で、ずっと通ってて、

 

それがこっち帰ってきただけで、

「中央から左遷」と言われるし、

仕事退職すれば

「リストラ」言われるし、

お父さんの会社手伝えば

「乗っ取り」言われるし、

なっちゃんと結婚した時は、

わりと近所なので

「◎◎さん(なっちゃんの家)の経営権が」

と言われるし、

離婚すれば

「浮気だ!」だし、

再婚すれば

「浮気相手と」だし、

………

 

まあ、大変なのよ。

と、考えながら、また眠る。

 

そしたら、不思議なことが。

夢だよ。

多嘉良の部屋で寝てたからか、タイムトラベルのようになった。

 

夢でね。

私は、今のまんまのはずなんだけど、

昔の多嘉良が出てきて、中学の話をしてる。

 

別に、何も起こらない。

普通の話。

 

ところが、

「人を呪殺したい」

と、ヤング多嘉良が言うの。

 

(元凶、義理の父に対して)

 

私は、

「私にとっても他人なんだから、あなたにはもっと他人じゃん」と言った。

それから、

「勝手に死ぬよ。だから大丈夫。呪殺は、手を汚すのと一緒」

と教えた。

 

あらら…、

甥っ子に接する感じになっちゃった。

だって、ヤング多嘉良なんだもん。

 

夢だと思ってたけど、

これって、今、話してるのって、

多嘉良の若い頃の、生霊じゃん。と気づく。

 

念が凝り固まって、ここに住んでるんだな。

だから、現在の多嘉良はまだまだ、憂鬱そう

なのね。

 

そう思って、ちょっとおいでよ、

とおいでおいでして、ギュッと

抱っこしてあげた。

 

うわっ、嬉しそう。

感触もある。

髪の毛をなでなでした。

あら、かわいい。ちゃんと笑った。

へえー、さすが多嘉良の生霊。

なまなましい。

 

? でも、体の表面が1cmくらい、

なんか、色が薄い。服の感触でもないし…

なんだろ、これ。生霊をちゃんと触ったこと、意外にないかも。

綿?濡れた綿みたい…。

 

で、疲れたので

飲み物(メロン味のカルピス)

飲みに、下に行った。

 

なんか、あの部屋、まだ出そう。

多嘉良の生霊が。

高校生バージョンが、何人か。

 

平成の内の、仕事かよ!

なら、全部片づけよう

としたのだけど、疲れてフラフラし出して、

無理だった。

 

夕方、お母さんがご飯作ってて、

その匂いに、泣きそうになる。

というか、ダラダラ涙が出てきて、泣く。

キッチンの灯り、好きなのよ。

オレンジ色。

私は、白熱灯が好きなんだ。

 

普通の、お味噌汁の匂いなんだけど…

たくさん、いろんなことを思い出す。

いろんなこと。中学高校の時に、感じてたけど誰にも、言えなかった気持ち。

多嘉良にも。

 

死んだら、娘には会えなかった。

多嘉良とも今、一緒にいなかった。

死ぬって、そういうことよ。

得られたはずの愛を、みずから、捨てること。

 

人の歩みって、すごく長い。

これからまだ、生きていく。

明日から、新しい時代。

皆様に愛と幸せが、いっぱいに降り注ぎますように。